耳鳴り 漢方の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
26歳の女性です。赤ら顔とアトピーが当店の漢方薬でよくなったので、今度は生理痛がひどいので治したいと訴えられました。
鎮痛剤も効かず、毎日忙しく、会社でめまいもしました。耳鳴りも起きてキーン、ザーザーとして砂嵐のようで、聞きづらいので耳鼻科を受診したら突発性難聴かも知れないが、一か月たってしまっているので、西洋医学の薬も特に出ていなく休職中だとのことでした。
寝つきも悪く中医学の考えでは肝胆鬱熱(かんたんうつねつ) 血瘀(けつお)と言ってストレスがたまって肝の経絡(自律神経)の流れがつまり、耳や子宮に影響がでていると考えられました。
ストレスを取って血流をよくする二種類の中成薬(漢方の錠剤)を飲んでいただきました。一カ月後生理痛も軽くなり、びっくりしたことに耳鳴りがすっかりなくなりました。
飲んで20日目にすっと消えたそうです。
現在3カ月たっていますが全く耳鳴りは起きていません。
耳鳴りは耳の周囲の血流が悪くなりおこります。緊張やストレスが続くと肩コリと同じで全身の血流が悪くなります。そのため生理痛が悪化したり、耳鳴りが起きます。
特に突発性難聴は若い人に多く発生します。発生して10日以内に病院を受診するとステロイドなどの内服により軽くなります。漢方でも早く飲みますとよく効きます。
御本人は「生理痛の薬で耳鳴が治るなんて」とびっくりしています。血流をよくし、緊張を取る漢方で両方が良くなるなど西洋医学では考えられませんが、このことを「異病同治(いびょうどうじ)」といいます。「異なる病気を同じ治療方針で治す」という意味です。
原因が同じなので同じ治療方針で治るのです。
同時に違う病気が治るなんて一石二鳥ですね。
これが中医学の素晴らしさです!!!!!
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